「きんどう本」を読んだ際に、「”キャッチーでインパクト勝負のものはtwitterに”」「twitterのフォロワー数とブログの読者数を相互にあげていく」というようなことが書いてあったが、やはり、twitterでのツイートにどういった反応があったのかは気になるところだ。

実は、twitterでは、公式の分析ツール(Tiwtter Analytics)が公開されており、そのツイートを何人の人が見たか、そのツイートにどのような反応があったか、といった情報を確認することができる。
月毎のダッシュボードも用意されており、過去からの時系列での分析も容易である。
どの項目に着目するべきか
確認できる項目のうち、有用なのは、以下の項目だろうか。
項目名 | 説明 |
---|---|
インプレッション数 | ユーザーがTwitterでツイートを見た回数 |
エンゲージメント数 | ユーザーがツイートに反応した合計回数。 (ツイートのクリック 、リツイート、返信、フォロー、いいね) |
エンゲージメント率 | エンゲージメント数をインプレッションの合計数で割って算出する。 |
ブログとTwitterの相乗効果を狙うのであれば、クリック数やフォロー数も気にしておくべきかもしれないが、一旦、それらの項目は、「エンゲージメント数」に包含されるので、最初に見るべき項目としては、「インプレッション」「エンゲージメント」「エンゲージメント率」の3つだろう。
インプレッション数
どれだけ多くの人の目に触れたか……という意味合いの項目であり、特にリツイートや検索からの露出を考えなければ、インプレッション数については、ほぼアクティブなフォロワー数に依存することになる。フォロワー数が1200前後の自分の場合、平均的なツイートのインプレッションは、150~250の間であり、この数字は、ツイートした時間帯や曜日によっても変動する。
このインプレッション数が増加するのは、主に「誰かにリツイートされた場合」「旬の話題についてツイートした場合」がありそうだ。
通常だと150~250のインプレッションしか得られない私のツイートであっても、そのツイートが誰かにリツイートされるだけで、これが1000~2000か、それ以上のインプレッションを叩き出すことがある。
また、その時の旬の話題について、ツイートした場合は、キーワード検索やトレンドから人の目に触れることがあり、かなりの数のインプレッションを得ることがある。
京王線が酷い混み様だったので、じゃあ、中央線で通勤してたらどうだったんだろうと調べてみたら、中央線もやはり酷いことになっていて、まあ、どっちを選んでも大差なかったと思い、心の平安を保っています。
— T.Shimizu (@43memo_com) 2016年1月18日
電車の極端な混雑があった場合などは、皆の行動傾向として、Twitterで情報収集しようとするのか、上記のツイートなどは、びっくりするようなインプレッション数になっていた。
エンゲージメント数
エンゲージメント数については、基本的には、インプレッション数との相関関係があるように見える。
ツイートを見たユーザーの主なアクションとしては、以下の5つがある。
- ツイートのクリック
- リツイート
- 返信
- フォロー
- いいね
ブログとTwitterの相互での拡大を目指すなら、特に気にしておくべきは、「ツイートのクリック」と「フォロー」だろう。ただ、「リツイート」されることで、”インプレッション数”が上がり、更に”エンゲージメント数”に良い影響をもたらす……といった相乗的に効果があるアクションもあるので、一旦は、エンゲージメントの総数で、そのツイートの影響度合が計れれば、よいのではないか。
フォロワー数の多い有力なTwitterユーザーからの「返信」「いいね」なども、”インプレッション数”の増加に効くと思う。
エンゲージメント率
エンゲージメント数をインプレッション数で除算した指標である。
旬の話題で多く検索されたか?有力なフォロワーにリツイートされたか?……等の運不運に拠らず、そのツイートが反応したくなるものであったか否か……が数字に現れると思う。その点で、ツイートの質を測るのに適している指標だ。
例外として、個別のユーザーに宛てた@付のツイートが続く場合もあるが、相手が返信してくれる限りは、それもエンゲージメントとして計上されるので、インプレッション数が小さい場合には、エンゲージメント率として高く出る場合がある。
定量的に計った上で、その内容については、個別に評価するのが常道だと思う。
まとめ
そのツイートの質を測る場合は、”エンゲージメント率”。
そのツイートの影響度を測る場合は、”インプレッション数”と”エンゲージメント数”。
この3つの数値を押えておくだけで、見えてくるものがあると思うので、是非、Tiwtter Analyticsを使ってみて欲しい。
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