積読本コーナーが重要だと思う3つの理由

この記事の所要時間は約 5 分 です。

引越しの日から荷解きされていなかった本を整理する取り組みをした際に、当時、ベストセラーになっていた「人生がときめく片づけの魔法」という本を参考に「どうしても本が捨てられない人のための本を整理するプロセス」という記事を書いた。

どうしても本が捨てられない人のための本を整理するプロセス
「本の整理」はとにかく気が重い。 本を捨てられずに自宅に大量の本を抱えるに至った私にとっては、特にそうだ。 高さが天井までの...

この記事の中の「本の価値を定義する表」は、今見ても、我ながら、よくできていると自画自賛したい。

# 本の価値 価値の定義 取り扱い
1 機能的な価値 今後も読む本 基本的には捨てないが、デジタル化も検討する
2 情報的な価値 参照する可能性がある本 可能な限り紙媒体のまま、残す(※1)
3 感情的な価値 装丁等、愛着ある本 捨てない。迷わず、本棚に収納。
4 希少価値 所謂、希少本 基本的には捨てない。ただ、処分する場合は、方法を検討する。

※1 資料的な本については、特に参照性が要求される。資料をパラパラとめくるという読み心地は、紙媒体特有なものであると思っている。なので、電子化はできない。

この記事を書いてから数年経ち、本棚の整理については、少しばかり考え方が変わってきたので、その辺りを補足してみたい。

本棚には読み終えた本だけを収納する

book-shelf-349934_640一言で言うと、本棚には、読み終えた本だけを収納すれば良いと思うようになったのが、以前からの大きな差だ。未読の本は、文字通り、机の脇にでも積み、積読コーナーを作ると読書が捗るのではないか、と思った。

積読コーナーを作ることの重要性は、「本棚にもルールがある—ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか」を読んだときに気付かされたのだが、これがあるとないとでは、だいぶ読書習慣が変わってきそうな気がしている。

積読本コーナーを設けることの利点について、思いつくままに、3つほど語ってみたい。

1.読み終えてない本を本棚に収納すると読む機会を失う

これについては、経験がある人も多いだろうと思う。書店で出会った興味を惹かれた本を家に持ち帰り、本棚に収納しただけで満足してしまう……ということはないだろうか。

「本は腐らない」「本との出会いは一期一会」「今読まなくても、そのうち読むから」などと言い訳し、読まない本を本棚の肥やしにしてしまうことは、珍しいことではない。確かに、後々、絶版になってから後悔しても遅いわけで、ついつい気になった本を買ってしまうのは、心理的に理解できる……というか、私もよくやってしまう。(特に棋書とウクレレの楽譜は絶版になり易い気がしているが、それ以外にも稀少な本に出会うと、ついつい手が伸びてしまう)

ただ、その本を購入するところまでは良いとしても、その後、購入した本をそのまま本棚に収納してしまうと、その他の読了した本と紛れてしまい、ついつい、読むのを忘れることになる。未読の本については、専用の積読本コーナーに積んでおけば、未読であることが明らかなので、読み忘れることがない。

2.積読本コーナーがあると、手に取りやすくなる

積読本コーナーは、ふとした瞬間に手が届く場所にあると良いかもしれない。積読本コーナーには、興味を惹かれつつも、未読の本が置かれているので、基本的には、読書欲をそそる本が集まっているはずだ。

ちょっとした隙間時間に手に取る本には、事欠かなくなるのではないだろうか。

3.自分が興味を持っている旬のジャンルが可視化される

積読本コーナーには、直近の自分が興味を持って購入した本が積まれることになりやすい。つまりは、自分が、今、なにに興味を持っているのか、その旬なジャンルが何であるのかを可視化してくれる効果があるような気がする。

生物系の本が多いのか、文化人類学っぽい本が多いのか、はたまた起業家の自伝に惹かれているのか、など、その時期によって、興味は移り変わっていくのが、人の常だと思うので、それが可視化されるのが面白い。

可視化された旬のジャンルから、次の購入候補が見つかることもあると思う。

まとめると……

積読本コーナーには、本が横に積み上げられるタワー型の本棚がよいと言われているが、確かに、最低限、1つは、積読専用の本棚があると良いと思う。その効用については、3点ほど挙げたわけだが、中でも、旬のジャンルが可視化できるのが良い。

そこで、例えば、積読本を公開したら、「その本を購入したのであれば、この本は?」とか、「その本と同時に読むなら、これがお勧め!」とか、そういうアドバイスがもらえたりしないだろうか、と思った。

43memoの記事として、「今週の積読本」のようなエントリーも面白いかもしれない。