正確なところを言うと、本当に逆効果にまでなっているのかどうかは裏づけまで取れているわけではない。
ただ、ブログ運営上、マイナスになっているのではないか、と思ったので、思うところをまとめてみた。
Tweetilyという優れたプラグイン
Tweetilyとは、WordPressのプラグインで、ブログ記事の内容を定期的に自動投稿してくれる便利ツールである。
ブログ記事を書いても、読まれなければ仕方ないわけで、どうにか自分の記事を皆に知ってもらいたいという思いから、Twitterアカウント上で自分のブログ記事を投稿してみたりしていたのだが、これを自動で処理できるTweetilyというプラグインの存在を知った。
ちなみに、Twitterへのポストタイミングを時間単位で指定できる他、一度にいくつの記事をポストするのかも設定で変更可能だ。
私が運営する別サイト「初期のジャズ」では、カスタム投稿タイプを駆使していたりするので、Tweetilyをカスタム投稿タイプに対応させる方法を模索して、それを記事にしたこともある。

これではダメだと気が付いたきっかけ
「自動化=効率化=よいこと」という発想は、システム屋さん的ではあるけれど、ここで必要とされるのは、システム思考ではなく、マーケティング屋さん的な思考だ。
過去の記事: Windowsのディスクを初期化するための標準機能についてのメモ https://t.co/8utckAqNMy
— T.Shimizu (@43memo_com) 2016年4月2日
というツイートをみて、クリックしたくなるだろうか……ということを改めて、考え直した。
過去の記事をそのままポストするだけのツイートは、自動投稿であることがひと目で分かる無機質なものだったと思う。
これに気が付いたきっかけは、Twitterカードの分析をしていたときのこと。
つい先日、書いた「きんどう本」についての記事をきんどうのzon氏がツイートしてくださっていたわけだけれども、そのTwitterカードのインプレッション数に比べたクリック数と、普段のTweetilyの自動投稿のインプレッション数に比べたクリック数を比べると、率にして4倍近い差があった。
つまりは、Tweetilyでの自動投稿は、人の目には触れるけれど、無視されている……ということではないか!と気が付いた次第。
あーそういえば、肝心な「きんどう本」にも、
ただし「お昼に記事を更新しました」と読む気をなくすような言い回しは控えましょう。
と書いてあったじゃないか。如何にオーディエンスの興味を惹くか、工夫を凝らしたツイートは、結局のところ、自動化できない部分だろうな、と今更のように気が付いたのでした。
Tweetilyの活用余地はどこにあるのか?
過去の記事を紹介する……といった用途には、上述の理由により、おそらく向かないのだろう、と思ったわけだが、それでは、Tweetilyの活用できる余地は、どこにあるのだろうか。
ブログのマーケティングに役立たない……ということは、WordPressをブログとして使っている限りでは、活用の余地はなさそうだ。
WordPressに将棋の格言をたくさん登録しておいて、それをランダムで投稿させる「将棋の格言bot」を作る……とか、その手のbotのデータベースとしてWordPressを使い、Twitterへの投稿部分をTweetilyに担わせる、というアイデアを思いついた。
なにか、面白いネタを思いついたら、やってみようかな。
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