「きんどう本」の質問に答えてみる

この記事の所要時間は約 5 分 です。

前回に引き続き、今、個人的に盛り上がっている「きんどう本」についてのエントリー。
きんどう本では、本文の中で読者にシェアを促す仕掛けをしているということを先に述べたが、いくつかの質問を読者に投げかけているので、せっかくなので、これに答えてみたい。(ちなみに、twitterでは既にシェア済)
Q.あなたがファッション誌の販売担当ならどんなメディアを立ちあげますか?
A.雑誌のバックナンバーと連動して、流行の変遷が追えるような企画は面白そう。
雑誌のコンテンツを持っているのだから、それを活かさない手はないだろう、ということで、過去のバックナンバーの記事を最大限に活かす企画をウェブでできると良いのかな、という発想をした。
ただ、ファッション誌の場合だと、流行というものがあって、過去のものは「流行遅れ」というイメージになってしまうのではないか、と思った。これ、半年前に流行していたスタイルなんだけれど……という売り方だと、誰もバックナンバー買わないだろうな、と思ったので、じゃあ、それを逆手にとって、「流行の変遷を追うサイト」があったら、面白がって、バックナンバーの記事が再利用できるのではないだろうか。
Q.クリエイターがプロモーション活動をすることについてどう思います?

A.世の中の流れとしては、作り手が自らPRする時代になってきていると思う。

これはクリエイターだから……というわけではなく、今の世の中、個人が個人と商売するような社会になってきているのでは?という発想。電子書籍周辺の話でいうと、漫画家が自ら電子書籍を出版して成功してしまった鈴木みそ氏の事例などもあるけれど、それだけではなく、「ココナラ」とか「軒先どっとこむ」とか、個人が個人として商売をするための土壌がウェブ上にできあがっているのが今の世の中だと思う。airbnbとかだってそう。

Q.この三年であなたは紙の本、もしくは電子書籍どちらをたくさん買うようになりましたか?

A.個人的なことだけでいうと、紙の本が多い。読書のしやすさという点での紙の優位性。

ただし、今まで、Android用Kindleアプリを用いていたからであって、Kindle専用端末は、紙に遜色のない読みやすさを感じている。なので、今後、電子書籍の割合が増えていく可能性は感じている。後は、個人的な所有欲というところで、紙の本いいな ーというのはある。

Q.今、キンドルが日本に来たばかりの時ならまとめサイトを作りたいと思えますか?

日本に来たばかりの頃は、ここまで広まると思っておらず、また、本は紙が良いとの思いもあったので、難しかったと思います。

この答えの文章は、ちょっと言葉足らず。twitterの文字数制限のため、省きすぎた。
回答の意図としては、「Kindleが日本に来たばかりの頃は、そもそも電子書籍がここまで広まると思っておらず、仮に、今、Kindleが日本に来たばかりだとしても、同じような判断になりそう。正直、難しかっただろうな」という感じ。

Q.電子書籍を専門のブログを本気で作るならどんな仕組みで勝ちをねらいますか?

A.専門特化型がよさそう。将棋関係の電子書籍、マンガレビューサイトあたりが、さっと思いついたところ。ブログでないなら、他にもいろいろ。

棋書Kindleサイトは、個人の趣味的な色合いが濃いのだけれど、将棋に関しては、裏写りしないという電子書籍の特性が詰将棋や次の一手問題集には向いているな、と感じている。

ただ、これって、Kindleである必要性は薄く、問題集なのであれば……正解したか不正解だったかを記録できるような機能も付けて、アプリ化して売ればいいんじゃないか?という感覚になってしまい、Kindleで棋書が売れているイメージがわかなかった。

ちょっと前に、マイナビが「盤面が動く棋書」をiPad限定で発売しており、これは電子化の特性を活かした試みだと感心していたものだが、今は販売中止となっており、「動く棋書を作るコスト」と「iPadアプリの売り上げ」が釣り合わなかったのだろう、と残念に思っていた。

マンガレビューサイトは、可能性があると思うが、マンガもアプリで読ませるフリーミアムなモデルがどんどん出てきており、単にレビューサイトというだけだと厳しいかもしれない。ニコニコ静画などで見たマンガをKindleショップで買う……というような売れ方がどんどん増えてくるのではないだろうか。

Q.キンドルで今、何冊くらい積んでます?それは読みきれそうですか?

A.今、積んでるのは、角川インターネット講座の合本。あれは、ボリュームがすごすぎて、しばらくかかりそう。他は全部読んでいます。

角川インターネット講座の合本は、とにかく、リアル書籍に比べると驚異的なくらい安かったので、買った。今は、キャンペーンも終わり、相応の値段になっている。書籍の中身自体は、インターネットというものを俯瞰的に理解できるような濃い内容となっており、現在の値段でもお勧めできる。