「43Project」の中で、4つの基礎技術を土台に3つのプロジェクトを進行していく旨を宣言しているが、その中でも、2016年9月現在、もっとも面白く取り組めているのが、将棋アプリの制作だ。
進行状況
2016年9月22日
現在の進行状況としては、「ただの将棋盤アプリ」をリリースできる間近まで来ている。
ただ、リリース後に見ていただければ分かると思うが、これが全く理想とは遠い……あくまで、習作に近い出来栄えだ。(それでも、「タイトル画面」や「局面リセットボタン」は付けた)
JavaScriptを用いて、盤上の駒を操作するための基礎的なロジックについては、一通りの研究が終わり、一部、将棋のルール(王手放置の禁止などの細かな部分)の実装を残すのみとなっている。
2016年9月23日
アプリ公開。
2016年9月24日
ツイートによる宣伝開始。
とりあえず、リリースしてみたが、改善点はまだまだある……というか、これはスタートラインなんだ……という気がする。ひと目に晒してフィードバックを受けたい……というのが公開のモチベーションになっている。 https://t.co/y2EQqRG0Sy
— T.Shimizu (@43memo_com) 2016年9月24日
今後の計画
そもそも、この件をスタートさせたのは、将棋にかかるお金は将棋に関する仕事で払おう……という理想を考えたためであり、これだけで食っていけるようになるとは思っていないが、ある程度の収益は欲しいと思っている。
いくつかのビジネスモデルは考えているわけだが、前述した「将棋盤アプリ」は、これを実現するための基礎技術の研究成果に過ぎない。
今、頭の中にあるのは、以下のような感じだ。
- 将棋盤アプリのブラッシュアップ
- 残タスク(機能拡張系)
- 王手放置などのルール実装
「待った」機能の実装(2016/9/26に実装)- 駒落ち将棋への対応
- 残タスク(プログラム改善系)
- JQueryを使用したプログラムへの変更
- ユーザーインターフェースを洗練させる
- 主な方針
- 広告などの収益化は考えない
- 他のアプリへの導線としての役割
- 残タスク(機能拡張系)
- 変則将棋に対応する将棋盤のリリース
- 採用する変則将棋の検討
- アプリ化
- 詰め将棋アプリの制作
- 詰め将棋アプリのサンプル制作
- コンテンツ仕入先の開拓
- 仕入先との契約
- 詰め将棋アプリの制作
- 有償化
- 動く棋書アプリの制作
- 将棋コンテンツ発信の事業化
スケジュール感
スケジュール感としては、将棋盤アプリのブラッシュアップを10月末をターゲットにし、それと並行して、変則将棋の将棋盤アプリを進めたい。2016年11月以降は、詰め将棋アプリに取り組みたい……と考えている。
なかなか辛いスケジュールだが、JavaScriptを始めて、1ヶ月弱で、仮にもアプリのリリースができそうなところに辿りつけているので、約1ヶ月でアプリがリリース(2016年9月23日リリース)できたことから、本気で取り組めば達成できるのではないか……と思っている。
関連するエントリ
「将棋UI実装への道」と題した一連の記事で、このプロジェクトにおける基礎技術研究に言及している。ここに公開できていないロジックもあるので、そのうち、全部を公開して、他人の目に晒してみたいと思っている。