マニアックに過ぎるテーマを扱った図鑑や専門書はどうにも物欲をそそるが、欲しくなった本をすべて購入していたら、お金がいくらあっても足りない。この本が欲しいという思いをブログに綴って、いつかお金に余裕が出たときに見返すことにする。
まずは、世にも珍しいマニアックなテーマを扱った図鑑を3冊ほどご紹介。
奇想の陳列部屋
あの荒俣宏も推薦するという16世紀ヨーロッパ王侯貴族の蒐集品を集めた写真集。財があるのをいいことにやりたい放題な収集癖の発露がここにある。
本の重みで立ち読むのは明らかに難しい大型本であるが、それでも店頭で見かけた時に、思わず手に取ってしまった。
以下、Amazonの内容紹介からの引用。
内容紹介
さまざまな珍しい動植物の標本や剥製、鉱物、骸骨、奇形、蝋人形など、「驚異の部屋」と呼ばれた16世紀ヨーロッパ王侯貴族の蒐集品は、驚きに満ちた原初の博物館だった! 荒俣宏氏推薦!内容(「BOOK」データベースより)
貝殻、珊瑚、鉱物、宝石、昆虫、爬虫類…のほか、蝋人形、髑髏、古代の彫像、奇形、自動人形、時計など―好奇心、蒐集癖、秘密、変形や異種混合の異世界。ヨーロッパの王侯貴族たちが密かに作った原初の博物館。
値段が高かったこと、本の置き場所が気になったことで、買うのを躊躇し、購入にはいたらなかったが、見ごたえのある図鑑だった。こういう本はいい。
世界サメ図鑑
いわゆる翻訳書なのだが、翻訳元の洋書の方も、サメマニアにとっては有名な本だったようで、サメ好きの知人はこの本が翻訳出版されたのを当時たいへん喜んでいた。ただ、世間一般のサメマニアの人たちには「サメガイドブック―世界のサメ・エイ図鑑」の方が評価されているようだ。
それから3年ほど経って、街の本屋で見かけて手に取ったのだが、素人である私には「サメガイドブック」よりもこちらの「世界サメ図鑑
」の方が魅力的に見えた。なにしろこういう大型本で普段はみることのないサメの写真がふんだんに見られるというのは得難い体験だと思う。
以下、Amazonの内容紹介からの引用。
内容(「BOOK」データベースより)
サメは、大きな顎と鋭い歯をもち、太古から恐れられてきた「海のハンター」。200枚を超える美麗な写真とイラストを交えて、サメの実態を全方位から解説していく。サメの最新情報が満載の、総合的な大図鑑。
新版 絶滅哺乳類図鑑
「絶滅哺乳類図鑑」は長らく絶版となっていてプレミアがついていたのだが、ついに新版が発売された。(旧版も新版の発売を受けて、古書の値段が下がってきている)
この「新版 絶滅哺乳類図鑑」も、かなり高価な図鑑なのだが、絶滅してしまった大型哺乳類の復元イラストや骨格標本などで紹介するかなり読み応えのある図鑑だ。
以下、Amazonの内容紹介からの引用。
内容紹介
コレ、本当に哺乳類!?約6500万年前、それまでひっそりと生きていた哺乳類は
急激に多様化し、その数を増やしていきました。今はもう見ることの出来ない我々の祖先である
「哺乳類」の進化の歴史を、学術的後ろ盾をもつ
簡潔な解説と精密な復元イラスト(283種)、
系統図、骨格標本などによって紹介しています。ウマのような顔をもち後肢で立ち前肢をついてゴリラのように歩くカリコテリウム、
目の上に巨大な一本のツノをもつエラスモテリウム、
棍棒状で大きなトゲのある尾をもち完璧に武装したドエディクルスなど、絶滅した哺乳類たちは恐竜に劣らず素晴らしい個性を持っていた!
出版社からのコメント
- 好評『絶滅哺乳類図鑑』(2003年3月刊)に新たな発見、最新の考え方、新規復原イラ スト53種を加筆した時代に即した「新版」。
- 読者からリクエストの多かった「霊長類」をはじめ「「中生代の哺乳類と単孔類」「 偶蹄類」「ゾウのなかまとその近縁有蹄類」を大幅に加筆。
- 子供から大人まで楽しめる充実した内容、構成。
- 今にも動き出すような、息づく、躍動感あふれる復原イラスト。
Amazonの書籍紹介ページもかなり力が入っており、目次だけでなく、この図鑑で紹介されている絶滅哺乳類の復元図も何点か載せられている。
ちなみに旧版はこちら。
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