どうしても本が捨てられない人のための本を整理するプロセス

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「本の整理」
「本の整理」はとにかく気が重い。

本を捨てられずに自宅に大量の本を抱えるに至った私にとっては、特にそうだ。

高さが天井までの横幅180cmの本棚にどれだけの本を収納できているのかはわからないが、そこにおさまらない本がダンボール箱にして10箱を超え、さらに部屋のあちらこちらに百冊弱の本が平積みになっている状況なのである。

読まない本については、思い切って整理すればよかったのだが、収集癖のせいなのか、怠け癖のせいなのか、今の家に引越ししてきてから2年を過ぎたというのにこの体たらくである。

そもそもモノを捨てられなく理由は何か?

最近、本屋の「売れている本」のコーナーで、「人生がときめく片づけの魔法(サンマーク出版)」という本を見かけるが、この本の中に参考になる記述があった。(この本を購入したことで、更に本が増えた)

モノの価値を四つに分類し、それぞれの「人がモノを捨てられない理由」が記載されていたのだが、それを表にまとめたのが下記である。確かに「捨てられない」と感じたときの理由は以下の4つのいずれかには分類できそうである。

# モノの価値 捨てられない理由
1 機能的な価値 まだ使えるから捨てられない
2 情報的な価値 有用だから捨てられない
3 感情的な価値 思い入れがあるから捨てられない
4 希少価値 手に入りにくかったり替えがきかなかったりするから捨てられない

そして、これを「本」に置き換えて考えたのが、下の表である。
あわせて、どう処分するかについても、私なりの方針を決めてみた。

# 本の価値 価値の定義 取り扱い
1 機能的な価値 今後も読む本 基本的には捨てないが、デジタル化も検討する
2 情報的な価値 参照する可能性がある本 可能な限り紙媒体のまま、残す(※1)
3 感情的な価値 装丁等、愛着ある本 捨てない。迷わず、本棚に収納。
4 希少価値 所謂、希少本 基本的には捨てない。ただ、処分する場合は、方法を検討する。

※1 資料的な本については、特に参照性が要求される。資料をパラパラとめくるという読み心地は、紙媒体特有なものであると思っている。なので、電子化はできない。

最初の挑戦とその反省点

というわけで、まずは、所有する全ての本を床に並べてみた。積み重なった本で床が埋まる。それをとにかく1冊ずつ手に取り、「読むか?」「資料となるか?」「愛着があるか?」「価値がある本か?」という問いを自分に投げかけてみた。

このプロセスの中で「不要な本」と分類できたのは、残念なことに全体の約5%程度(数えたわけではないが、このくらいだと思われる)に過ぎなかった。

反省点は主に二つである。

ひとつは、未読か既読かに関わらず、「まだ読むのではないか、読めば役立つ情報があるのではないか」という気持ちになり、残す方に分類してしまったことだ。しかしながら、改めてその本を眺めてみると「残す価値」があるのかどうかが疑問である。

また、「もう読むことはないだろう」と思われる本についても、それが古い絶版本であった場合には、手放しては二度と入手できないのではないかと躊躇する気持ちになった。これについても、将来的に本当に「入手したい」と思う本なのかどうか、見極める必要があるはずだ。

本を整理するためのプロセス

以下、反省を活かして、もっとも効率的に処理できるであろう本を整理するプロセスである。

(1) まずは準備作業

  • まず、本を全て床に広げる。この際に、同一のシリーズもの等があれば、同じ場所に纏めておくのがよい。
  • 本を収納する本棚の他に、仕分けするためのダンボールを三種類用意する。
  • この三種類のダンボールは、「処分用」「保留用」「電子化用」とする。

(2) 3つの観点での判定作業

  • 「読むか(A)」「参考になるか(B)」「愛着があるか(C)」の観点で、本をより分ける。
  • (A)~(C)のいずれにもあたらない本があれば、それは外れ本であったということだ。迷わず『処分用』の箱に移動する。
  • 「読むか(A)」の判定で「Yes」とした本については、「将来的に継続的に読む本であるか」を考える。「もう一度読んでおくか」という程度であれば、それは「残す本」ではない。ただ、そのまま処分するわけにはいかないため、『保留用』の箱に移動する。
  • 「参考になるか(B)」「愛着があるか(C)」の判定で「Yes」とした本は、基本的に残す方針とする。

「希少かどうか」という点を考慮すると、一気に「捨てられない本」が増えることを身をもって経験した。もちろん、希少で、かつ、愛着がある本については、「残す」の一択であるが、ただ単に希少なだけの本については、残さない方針とする。(ただ、処分の方法には検討の余地があるかもしれない)

(3) 本の残し方を考える

ここで考える「本の残し方」は、「本棚に残すか」「電子化するか」の検討である。(本棚にどのように収納するかについては、未だに最適な方法を見つけることができていない)

  • 「参考になるか(B)」の判定でYesとした資料として使う本については、本棚に残す以外の選択はない。ページをめくる参照性のよさを残すためには、紙媒体で残さないといけない。
  • また、「希少な本」についても、電子化をする選択肢はなく、そのままの形で残したい。

※ 基本的には本棚の収納力次第で、電子化する本の冊数も変わってくるはずだ。電子化することにした本については、準備した『電子化用』のダンボールに入れる。

(4) 本の処分方法を考える

本の処分方法は、「売るか」「捨てるか」の2択であるが、これは、単純に価値がある本かどうかを見極めて分類すればよい。

売る場合には、Amazon.comを利用するか、Yahooオークションを利用するかの選択があるかとは思うが、私は基本的に慣れ親しんだAmazon.comを使う。

捨てる場合には、とにかく、手間がかかるが、どのような本でも一律査定するブックオフを呼んでしまえばよい。ブックオフは、「本の買取」と言っているが、希少な本でも古びて見えたら買い叩くブックオフの買取は、単純に「本を捨てるための手段」と割り切って利用した方がストレスが少ない。

結文

結局のところ、「本の整理」に丸1週間ほど、費やした。

現時点では、本が「本棚」「電子化用のダンボール」「処分用のダンボール」「保留用のダンボール」に分類されているだけであるが、今後のアクションが明確になっているため、スムーズに処理していけるはずだ。

次はデスク周りの整理に手をつけないとならない……。