GTD再入門 : ナチュラルプランニングについて理解する

この記事の所要時間は約 4 分 です。

ひとつの行動だけでは完結しないタスクについては、「プロジェクト」という扱いにし、これを複数のアクションに分割し、リストに落とし込む必要がある。

GTDのすばらしい所は、このリストに落とし込む過程についても、方法論を提示してくれているところだ。

一般的に、GTDのイメージといえば、「気になることを全て紙に書く」というコンセプトと、その「収集」の後の「処理」「整理」「レビュー」「実行」というプロセスばかりが広まっているが、実際は、役に立つメソッドが満載なのである。これを知らないのは、少々もったいない。

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今回は、プロジェクトをアクションプランにまで落とし込む為に効果的な「ナチュラルプランニング」の考え方について、まとめたい。

ナチュラルプランニングの具体的な手順

ナチュラルプランニングと呼ばれている方法は、以下の5つの視点で見直すことである。

  1. 目的・指針となる価値観
  2. 望んでいる結果
  3. ブレインストーミング
  4. 整理・準備
  5. 次にとるべき行動

それぞれの詳細を見ていこう。

目的・指針となる価値観

そのプロジェクトについて、「なぜやる必要があるか?」「何かを判断する時の指針は何か?」という観点で掘り下げる。

望んでいる結果

「うまく行ったときの結果は何か?」という成否の判断基準を明確にしておくことが大事だ。特に、達成後の自分や関係者の状態を想像しておくことで、そのプロジェクトの本質が浮かび上がることは多い。

ブレインストーミング

上記の二つが明確になっていたら、次は、プロジェクトに関わる内容をブレストする必要がある。ブレストを効果的に実施するには、プロジェクトプランニング用のトリガーリストを用いると良い。(プロジェクトプランニング用のトリガーリストの例は、『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編』に載っているので、これが参考になるはずだ)

整理・準備

プロジェクトの構成要素となる行動リストを洗い出し、その実施順番や優先順位の見極めをする。

次にとるべき行動

ここまでのステップを順に進め、結果として、具体的なアクションにまで落とし込めてあれば、ナチュラルプランニングは完了である。

ナチュラルプランニングの完了条件

ナチュラルプランニングを進めた結果、プロジェクトを頭の外に追い出すことができていれば、プランニングとしては充分な状態だ。

まだ、気になることが残っていれば、プランニングが不足しているということになるので、プロジェクトを頭の外に追い出すことができるまで、ナチュラルプランニングを続ける。

効果的なナチュラルプランニングのための視点

プロジェクトを適切にリストに落とし込む為には、注意を向けるべき視点が何かということを理解しておく必要がある。

  1. プロジェクトをより明快にする必要がある時には、上のレベルに目を向ける
  2. プロジェクトがあまり前に進んでいない時は、下のレベルに目を向ける

ここで言う「上のレベル」「下のレベル」とは、高度マップの考え方とあわせて理解すると分かりやすいのだが、もう少し解説してみたい。

プロジェクトの目的やそのものが何なのかが良く分からない時には、「価値観」や「目標」「役割」など、より高次の視点からプロジェクトを見直してみよう、ということになるし、進捗が思わしくない時は、アクションへの落とし込みが不十分なのか、洗い出されたタスクが不足しているのか、より細かい「行動」という単位で考えてみよう、という話だ。

全体の目次

記事全体の概観については、「GTD再入門」として、目次をまとめているので、そちらをご確認いただきたい。

GTD再入門
「GTD再入門」という一連の記事の全体観を示しておく目的で、目次を公開する。 ※ただ、必ずしも公開順が目次順になるとは限らない。 G...

以下は、参考書籍だ。

プロジェクトプランニング用のトリガーリスト例も載っている。

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