一般的に「GTD」というと、この5つのステップから成るワークフローのことを指していることが多いようだ。
すなわち、「収集」「処理(見極め)」「整理」「レビュー(見直し)」「実行(行動)」の5つのステップであり、このうち、「収集」から「整理」までの流れは、有名なチャートがある。
これは、「状況をコントロール」するために有効なフローであるため、しっかりと理解する必要がある。今回は、その概観を記事としてまとめ、各ステップごとの詳細は別記事に譲る。
1.収集
注意が向いていること(気になること)をINBOXに集める。頭の中身が空っぽになるように、すべてをリストアップする。定期的に「収集」するように、スケジュール化できるとよさそうだ。
トリガーリストを用いることで、より効果的な「収集」ができるようになる。
参考 「トリガーリストのないGTDは、あまりにも簡単に崩壊する」

2.処理(見極め)
収集したものについて、各々がどのような意味を持つのか、具体的に見極める。
- 行動を起こす必要がないもの
- 捨てる
- 備忘録ファイルに入れて再検討
- 資料としてファイリング
- 行動を起こすべき
- その場で実行する
- 誰かに任せる
- あとでやるリストに入れる
上記の「行動を起こすべきもの」についても、1つの行動で達成できないものについては、プロジェクトであると判断し、プロジェクトのリストに入れる。
3.整理
「処理(見極め)」した結果をアクセスしやすいようにカテゴリ毎に分類するのが、「整理」のステップである。
行動を起こすべきもの
行動を起こすべきものは、3つの分類に分けられる。(「カレンダー」「次にやることリスト」「連絡待ち」)
資料など
保留案件
「いつかやる/たぶんやる」という項目を入れておくリストだ。
4.レビュー(見直し)
カレンダーや行動リストを毎日チェックすること。毎週、あらゆるリストの棚卸しを実施する。所謂、週次レビュー。
5.実行(行動)
物理的なリソースやその時の状況を考慮し、どのような行動するかを選択する。
以上、5つのステップについて、簡単な説明として、メモ書きをまとめた。各ステップ毎の詳細は個別記事に譲る。
全体の目次
記事全体の概観については、「GTD再入門」として、目次をまとめているので、そちらをご確認いただきたい。

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