GTD再入門 : GTDにおける「自己管理の概念」を理解する

この記事の所要時間は約 4 分 です。

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GTD再入門」として、GTDの原典にあたり、考え方をまとめ直してみる取り組みの第2回として、GTDにおける「自己管理の概念」について、まとめてみる。

ちなみに、前回の記事では、GTDの全体像を俯瞰し、GTDの何を知っておくべきかという全体像を考えてみた。

参考 GTD再入門 :GTDの全体を俯瞰する

GTD再入門 :GTDの全体を俯瞰する
GTDを実践していても、「なんだか上手く進んでいない」「将来的な目標と日々のワークフローがうまくリンクしない」「週次レビューがうまくできてい...

GTDにおける「自己管理」の2つの軸

物事をストレスなく、最大効率で進めていくためには、「コントロール」「見通し」の2つを意識する必要がある。これが満足の行く水準にある場合に、ストレスフリーになる。

GTD自己管理

この両方を満足行く水準で満たしている人を、GTDの提唱者であるデビッド・アレンは、「キャプテン&コマンダー」と呼称し、これを目指すべき境地であるとしている。

被害者(対応者)

逆に「状況のコントロール」も「将来への見通し」もできていない人は、「被害者」と名付け、外的な要因に振り回されてばかりの危機的な状況だと原典では断じられている。

この状況が長くなると、心が麻痺し始めるそうで、例外的に、ベンチャーを立ち上げた起業家のように、このエリアに迷い込んでいても、物事に対して「対応者」のように振る舞うことで、成功する例もあるので、必ずしも負の側面ばかりとは言えないのだが、できるだけ避けるべき状況なのは間違いないだろう。

細かすぎるマネージャー

「状況のコントロール」はできているが、「将来への見通し」が不足している場合は、所謂「細かすぎるマネージャー」になっていないか、注意が必要だ。

原典では、四半期の業績を気にするあまり、長期的な成長の視野がなくなった上場企業に例えている。

よく言えば、ワークフローの忠実な「実践者」ということになるのかもしれないが、そこに長く留まっているべきではなく、状況をコントロールするための仕組みを考え、それが整ったら、すぐに「将来への見通し」に意識をシフトするべきだと、デビッド・アレンは言っている。

空論家(理想家)

「将来への見通し」がしっかりしていても、「状況のコントロール」ができていないケースもあり、これを「空論家」と呼称する。

「空論家」となっている人は、「理想家」や「新しもの好き」であることも多く、その人ができることの量と比べて多くのアイデアを抱え込んでしまった結果、気まぐれで注意散漫な印象を周囲に与えてしまう。

新しいことにチャレンジするときには、状況のコントロールのことは忘れ、自由に発想するべき場合も多いが、安定的に物事を進めていくためには、状況をコントロールする必要がある。(ここまでまとめてみて、自分を省みると、私の場合は、「空論家」になっていることが多い気がする)

自己管理の2つの軸とGTDの関係

「状況のコントロール」を実現するためには、5つのステップから成る「ワークフロー」を実践する必要があるし、「将来への見通し」をはっきりさせるには6つのレベルで把握する「高度マップ」の考え方が役に立つ。

「ワークフロー」と「高度マップ」を活用し、「キャプテン&コマンダー」を目指していこう。

まとめ

今回の内容は、デビッド・アレンによるGTDの原典と言える3つの著作のうち、『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編』を参考にしている。興味のある方は、是非、原典にもあたってみて欲しい。

また、記事全体の概観については、「GTD再入門」として、目次をまとめているので、そちらをご確認いただきたい。

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