GTDを実践していても、「なんだか上手く進んでいない」「将来的な目標と日々のワークフローがうまくリンクしない」「週次レビューがうまくできているか自信がない」といった不安が先に立つことがある。
リスト管理のツールという点では、WorkFlowyという使い勝手がよいサービスを知ることができたので、暫くは、これで進めてみたいと思っているが、あとは、運用面での上記のようなもやもやを払拭するために、GTDの原典にあたってみることにした。
日々のタスク管理のストレスから開放されたくて、GTDに取り組んでみたけれど、なんだか上手く行っていない気がする……という全ての人を対象に、「GTD再入門」を書いてみるので、一緒に学んでいきましょう。
GTDの理解を妨げるたった1つのこと
GTDの思想としては、自己管理には、「状況のコントロール」と「将来への見通し」という二つの側面があるのだが、一般的な知名度としては、「状況のコントロール」のためのワークフローが有名になり過ぎている。
「将来への見通し」のためのアプローチが軽視されることが多く、それどころか、まったく顧みられていないこともある。
GTD公式サイトでも、5つのステップから成る「状況のコントロール」のためのワークフローが前面に出ていて、「将来への見通し」のための”高度マップ”の概念は、見つからない。
これでは、GTDが目先のタスクを整理するためだけの仕組みだと誤解されてしまっても仕方がない。
GTDの全体を俯瞰する
そこで、GTDに再入門するにあたり、GTDの全体像を俯瞰してみたい。下記が全体像をイメージするために作ってみた図だ。
GTDの代名詞のようになっている「週次レビュー」や「トリガーリスト」も、上記を構成する要素の一部でしかないわけで、そこだけに着目してしまうと、全体の理解が妨げられてしまうのは、当然の帰結だ。(これは、原典を読んでの私の理解なので、興味を持った方は原典にあたってもらうと、より正確な理解を得られると思う)
GTDを構成する三つの要素
- ワークフロー
- ナチュラルプランニング
- 高度マップ
GTDでの自己管理における2つの軸
- 状況のコントロール
- 将来への見通し
参考 GTD再入門 : GTDにおける「自己管理の概念」を理解する

GTDを円滑に進めるためのツール
- トリガーリスト
- 未処理タスク発見のためのトリガーリスト
- プロジェクトのためのトリガーリスト
- 週次レビュー
次回予告
それぞれのトピックについては、「GTD再入門」として、次回以降にまとめていきたい。

以下、参考書籍。
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