時間計測結果を元に、通勤時間を生産時間化する方法を考えた

この記事の所要時間は約 7 分 です。

togglでの時間計測を約2ヶ月間続けているわけだが、これが実によかった。

togglを用いた時間計測の結果と次のステップ
より生産的な活動に取り組みたいという思いで、GTDやフランクリンプランナーなど、いろいろ試行錯誤してきたわけだけれども、これが最適解!という...

自分の時間の使い方の傾向が見えてくるばかりではなく、意志を持って時間を使うようになったという点が大きい。このあたりは、いずれ別のエントリにしてみたい。

で、その計測してみた結果、随分と、生産性がない時間の割合が多いということに気がついた。

生産性がない時間

睡眠時間

そもそもの話、寝ないで活動するわけにはいかないし、睡眠時間を極端に減らしてしまうと、逆に、日々の活動の効率が落ちるだろう。

なので、睡眠時間については、確かに、何かを生み出しているというわけではないが、削るべき対象ではないだろう。(一方で、質の高い睡眠を実現したい……という思いもあるので、これは、別の機会にもう少し考えてみたい)

休憩時間

実は休憩時間にも2種類あるのではないか、と思っているのだが、togglの計測では区別していない。ここは、toggl運用の改善ポイントかもしれない。

その2種類とは……。

1つは、意図せずに、だらだらと過ごしてしまう、いわゆる「無駄時間」である。気がつくと、スマホでネットサーフィンしている……などの時間はこれにあたる。

もう1つは、家族の団欒やネット将棋など趣味に費やしている時間だ。減らして、ゼロにする……という類のものではなく、適度に残されるべき時間だろう。

通勤時間

というわけで、3つ目が、通勤時間である。

個人的な事情で言うと、私の通勤時間は片道の電車だけで1時間半で、自宅を出てから職場に着くまで……となると、往復で4時間くらいを要する。

極端に電車が混んでいたりすると、その間は、ただ、満員電車に耐えるだけの時間で、何の生産性もない。

引越してしまえば?と思わなくはないが、家族がいたり、自宅を購入してしまっていたりすると、なかなか気軽に住む場所を変えるわけにもいかないわけで、悩ましい。

これから就職活動や転職活動をする方には、「職場の立地は軽視するべきではない」と助言しておきたい。

立地などの副次的な要素に影響されずに内容だけで仕事を選びたい方には、「住宅は購入するのではなく、賃貸で」と強くお薦めしておく。

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通勤時間を他の事に使えたとしたら

自分の例で考えていくと、1日の通勤時間が4時間、週の勤務日が5日で20時間……。更には、1年が50週間なので、約1000時間。

計算していくと、なんだか鬱々としてきてしまう。

IT屋であれば、6人月という工数で数えるとイメージがつくと思うが、ちょっとしたアプリやシステムだったら開発できてしまう時間だ。(サラリーマンの一般的な勤務時間が1年で2000時間と言われているので、なんと、半年分の勤務時間に相当する時間を通勤に費やしていることになる!これは酷い)

以前、自分の事業として、インテリア系のネットショップをゼロから立ち上げたことがあるのだが、この開業までの作業時間が40時間くらいだったと思うので、この計算で行くと、2週間に1つのネットショップを立ち上げることができてしまうことになる。(当時は、立ち上げのスピードを重視していたので、本来ならば、もう少し質にも重点をおいて、もう少し時間もかかるとは思うのだけれど)

通勤時間の生産時間化を考える

というわけで、今回は、通勤時間を生産時間化するために工夫していることを紹介してみたい。

満員電車という時間泥棒を避ける

満員電車には、正直、なんのメリットもない。純粋なる時間泥棒である。満員電車に乗ると、その時間は、情報のインプットもアウトプットもできない。

満員電車とまではいかない混み具合であった場合には、ネットでの調べ物(無意識のネットサーフィンではなく)や、読書をすることも可能だとは思うので、そういった意味では、「敢えて快速に乗らない」という選択をすることで、作業時間が確保できる場合もある。

やはり、アウトプットの時間が欲しい……ということであれば、「今、来ている電車は見送って、次の電車に乗る」という選択をすることで、座席を確保して、落ち着いて、アウトプットに励むこともできると思う。

結果として、見た目の通勤時間は長くなるわけだが、その中身は、情報のインプットとアウトプットに充てられており、実態は、生産時間だ。

パソコンを持ち歩けない場合の選択

その日の荷物などの都合もあり、パソコンを持ち歩ける状況は多くない。

そんな場合のアウトプットツールとしては、WorkFlowyのモバイルアプリを使っている。実際、座れる状況でなくても、WorkFlowyであれば、モバイルでの生産活動ができる。

なんでも放り込んでおけるというWorkFlowyの性質があるからこそ、成立する話だとは思う。

文章を書く時に、アウトラインプロセッサーを使う一番の理由
起床直後に思いつくことを文章に書き留めると良い……という話を聞いたことがある。 朝のすっきりした脳内に浮かぶ思考を書き留めることが、よ...

例えば、ブログ記事の執筆であれば、元ネタである最初の文章は、移動中に立ちながらWorkFlowyでアウトプットし、実際のブログへの投稿は、帰宅後にパソコンで清書しながら……という方法も有効だ。(この記事も、WorkFlowyに溜め込んでいた数ある下書きの中から、ひとつの雑文をチョイスし、それを清書するというやり方で書いている。パソコンに向かっている時間だけであれば、30分くらいで書き上げられる)

気をつけなければならないのは、移動中にアウトプットする機器の電池問題だ。

これには、充電はこまめにやろう……という以上の解決策はないわけだが、特に、移動前にはフル充電になるように心がけている。アウトプットに繋がること以外には極力電池は使わない……というのもよいかもしれない。

生産しない時間も必要だ……という話

このサイクルで1週間を過ごすと、生産時間化されていない通勤時間は、当初の半分くらいになる。

一方で、上記のような移動時間での生産活動を試行してみた結果、思わぬ問題にぶつかった。

「抜け」の時間がなくなったことで、疲労感が溜まってきたのだ。疲労」は、効率的な生産活動の一番の敵だ。

長期的に見ても、アウトプットの効率や質を維持するためにも、意識して「何もしない時間」を確保したいと思うようになった。これが一番の気づきかもしれない。

更なる抜本的な解決策

これを書き始めると、それだけでも複数の文章が書けてしまいそうだが、自分の仕事を「リモートワーク化」することで、通勤時間は完全にゼロになる。

実は、ホワイトカラー的な仕事をしていれば、その場にいないと成立しない……という仕事はそこまで多くないと思っている。リモートワーク導入企業が増えていることは、歓迎するべき状況だとは思うが、これは、次への課題にしたい。