本棚の空きスペースの重要性を認識し、本の整理を敢行した話

この記事の所要時間は約 6 分 です。

まるで、プログラミングにおけるアルゴリズムの話のようだが、簡単に言うと、本棚に空きスペースが必要な理由はこれに尽きる。

変数aと変数bに格納されている値を入れ替えるには、変数cが必要となる。つまり、Aという箱に入っているモノとBという箱に入っているモノを入れ替えるためには、Cという箱を用意して、

  1. Aの中身をCに入れる
  2. Bの中身をAに移す
  3. Cに一時的に保管したAの中のモノをBに入れる

といった手順を踏む必要があるわけだ。つまり、Cという空きスペースがあってこそ、はじめて、柔軟にAとBの入替えができるわけだ。

空きスペースのない本棚は、本の入替えに苦労することになる。

成毛眞氏の本棚論

本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか

成毛眞の本棚論「本棚にもルールがある」によると、本棚の余白は二割程度が理想らしい。

もうひとつの私の理想の本棚の条件は、本棚の容量に対して8割が本で埋まっていること、つまり、2割の空間があることである。その2割は、自分の成長の余白の象徴だ。自分の中に2割も成長の余白があることに気つくと、それだけで今後の人生が変わってくるはずだ。その余白にどんなものを入れていこうかと、知的好奇心が湧くに違いない。

人間には成長の伸びしろがあるべきなのと同じように、本棚には、新しい本が入る余地があるべきなのだ

「本棚にもルールがある」第1章より

本棚にもルールがある」を読んだ時に、上記の考え方に痺れた。自分の本棚を振り返ってみると、どうだろう。本棚の容量に対して、10割どころか、収納し切れていない本が3割ほどはみ出しているような有り様で、これは改善しなければならないと思ったものだ。

本棚の整理を実践する

そのようなことを考えていて、早1年くらい経ってしまったわけだが、この連休中にようやく重い腰をあげることができた。

今回の本の整理の目的は、本棚の空き容量の確保だ。今までの本棚の整理と比べても、更に厳しい目で本を選別しなければならない。

野球に例えて、本を4分類してみた。とはいっても、以前、書いた本の整理に関する記事と本質的な考え方は変わっていない。

どうしても本が捨てられない人のための本を整理するプロセス
「本の整理」はとにかく気が重い。 本を捨てられずに自宅に大量の本を抱えるに至った私にとっては、特にそうだ。 高さが天井までの...

「殿堂入り」した本たち

とにかく、思い入れがあって、今後も手放すことはないだろう……という本は、「殿堂入り」という扱いにした。

お金をかけずにお金を稼ぐ方法」を手放す気にならない。下世話な感じのするタイトルで本棚に並べておくのはどうかな?という気もしたけれど、中身が本物であれば、堂々と並べておくべきだろう。仕事をしていく上で必要なエッセンスは、ここにすべて詰まっていると思うし、15年前には、ここからかなり学んだ。ジェイ・エイブラハムの最高傑作だと思う。

ザグを探せ! 最強のブランドをつくるために」も、ブランディング入門編としては、キャッチーでいて、本質をついた本であり、これは、日々の携帯用と保管用で、初めて二冊買ってしまったビジネス書。

他には、ジャズ関係の資料については、手放すことは、かなりの損失になると思うので、とにかく残す。日本に数冊しかないかもしれないという資料もいくつか所蔵している。

一軍入りした本たち

これは名著!何度も読み返すことがあるだろうという本は、一軍入りという扱いにした。

ビジネス系では、「影響力の武器」とか「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」とか「プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新」とか。

学問系では、「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイヤモンドの著作は、たぶん、今後も手放さないと思う。

これらの本は、もしかしたら、殿堂入りさせてもよいかもしれないと思わされる本たちだ。

二軍行きにした本たち

ここには、起業系、ネット通販系の実用書がここに並んだ。

今後も読み返すかもしれないが、あくまで、即効性を求めたハウツウ本として購入したものが、多く、そこまでの思い入れもないため、エッセンスさえ吸収し、アウトプットさえ出せれば、手放してもよい……と思える本たちだ。

解雇通告した本たち

あまり、例に挙げる気にもならないが、当時はセンセーショナルであったものの、今となっては、若干、古い……と思う本は、手放す選択をする。

ヤバい経済学」などは、目から鱗が落ちるような面白い本ではあったけれど、実用になるわけでもなく、消費されてしまった過去の本……という気がしたので、この位置。

また、若手SE時代に、会計SEを目指すために、集めた会計に関する書籍も二冊を残し、すべて処分することにした。当時と今では、会計基準もだいぶ変わっていて、情報としても古くなってしまっている。残した2冊は、”会計”の本というよりは、”会計システム”の本であり、これは、なかなか類書がない……と思い、これは二軍に入れた。

本の分類のその後

二軍送りにした本まで、本棚に格納できるか……というと、やはり怪しい。まだ、判定の目が甘いのだろうか。収納スペースの都合もあり、二軍の書籍群についても、とりあえず、積み上げ、再度の判定にかけることにした。

可能な限り、本棚に空きスペースを作る方針としたので、これも参考になりそうなエッセンスだけ抽出して、アウトプットに繋げたら、処分する方向だ。しかし、ここに積まれた50冊を超える本を読み直すのは、ちょっと大変だ。

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